のみ/ノミ【蚤】

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数え方(読み方)・単位

一匹(いっぴき)

解説

意味

ノミ(隠翅)目に属する昆虫の総称。体長一〜三ミリメートルで、褐色。からだは左右に扁平で、はねは退化し、跳躍に適した三対の歩脚をもつ。哺乳類や鳥類の体表に寄生して、口にある剣状の大あごで吸血。雌は雄より大形で、カ類と異なり雌雄とも血を吸う。世界に約一〇〇〇種、日本には約七〇種が分布し、種類は宿主によって異なることが多い。ヒトノミ、ネコノミ、イヌノミのほか、ペスト・発疹(はっしん)熱をネズミから媒介するケオプスネズミノミ、ヤマトネズミノミなどがある。学名はSiphonaptera 《季・夏》
 
*小川本願経四分律平安初期点〔810頃〕「蠅・蚤(ノミ)・毒螫の属有ること无きこと有る」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕八「蚤 説文云蚤〈音早 乃美〉 齧人跳虫也」
*枕草子〔10C終〕二八・にくきもの「のみもいとにくし。衣のしたにをどりありきて、もたぐるやうにする」
*俳諧・奥の細道〔1693〜94頃〕尿前の関「蚤虱馬の尿する枕もと」
*尋常小学読本〔1887〕〈文部省〉四「吾等は、しばしば、犬の、自ら体を噛むを見ることあり。こは、体に付きし蚤を噛み取らん為めなれども」

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