のり【糊】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一個(いっこ)

解説

スティック糊やチューブ糊は「本」で数えます。袋入りのものは「袋 (ふくろ) 」でも数えます。

意味

①米・麦など澱粉質の物に水を加え、熱してできるねばりけのあるもの。物を接着させたり繊維物を整えこわばらせたりすることなどに用いる。

*正倉院文書‐天平宝字六年〔762〕七月一日・造石山寺所食物用帳(大日本古文書一五)「又下白米弐升、右、合白土能理汁料」
*延喜式〔927〕一三・図書寮「凡年料装用度絹五尺。〈篩〓糊料〉大豆五斗、〈糊料〉」
*色葉字類抄〔1177〜81〕「絹粥 ノリ」
*名語記〔1275〕五「衣装あらひてはる、こ水をのりとなづく」
*文明本節用集〔室町中〕「糊 ノリ 著衣」
*仮名草子・竹斎〔1621〜23〕上「洗濯(せんだく)はひだらひにてや洗ふらむとくのりまでも生臭きかな」
*随筆・独寝〔1724頃〕上・七九「すべて、紙細工をするには粘(のり)といふものを以てしたつれども」
*日本読本〔1887〕〈新保磐次〉四「人形の着物が誠に、誠に汚くなりたれば洗濯して糊をせんと思ふなり」
*浮雲〔1887〜89〕〈二葉亭四迷〉二・七「洗張りに糊が過ぎてか何処へ触ってもゴソゴソとして」
 
②一般に、接着剤のこと。澱粉糊・アラビアゴム・合成糊などがある。
 
③飯(めし)のことをいう、盗人仲間の隠語。〔日本隠語集{1892}〕

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