のりもの【乗り物】

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数え方(読み方)・単位

一台(いちだい)、一両(いちりょう)、一機 (いっき) 、一隻 (いっせき) 、一艘 (いっそう)

解説

原則として、人や物を載せるもの、車輪があり、人力や動力で道路を走行するものは「台」で数えます。線路を走行するものは「両」、空を飛行するものは「機」、水路を航行するものは「隻」「艘」などでそれぞれ数えます。エスカレーター・エレベーターのように建物の中に据えてあるものは「基」で数えます。

意味

①人を乗せて運ぶ物。馬・車・駕籠(かご)・輿(こし)などの総称。
*蜻蛉日記〔974頃〕上・康保四年「のりものなきほどに、はひわたるほどなれば」
*宇津保物語〔970〜999頃〕内侍督「『随身ものり物もあり』と奏するなりつるは」
*観智院本類聚名義抄〔1241〕「乗 ノリモノ」
 
②特に江戸時代、公卿・門跡・高級武士、また儒者・医者・僧・婦女子など限られた町人が乗るのを許された、引き戸のある特製の駕籠(かご)。乗物駕籠。
*大坂城中壁書〔1595〕「乗物御免之衆、家康、利家、景勝、輝元、隆景、並に古公家、長老、出世之衆」
*浮世草子・好色一代男〔1682〕三・一「或は乗物(ノリモノ)にて、はした、腰もと、召連」
*浮世草子・傾城色三味線〔1701〕京・五「乗(ノリ)物の内より東山の春を詠やり給ふべし」
 
③棺桶を運ぶ駕籠。
*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕四・四「其まま乗物(ノリモノ)にをし込、野墓に送りける折ふし」

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