のろし【狼煙/烽火】

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数え方(読み方)・単位

一筋 (ひとすじ) 、一本(いっぽん)

解説

意味

①戦時、非常時の緊急連絡のためにあげる煙。中世以後の称で、古くは烽(とぶひ)と称した。ろうえん。→烽(ほう)。

*祇園執行日記‐天文元年〔1532〕八月一六日「山科より将軍塚まで足軽かけ、又のろし上げ候」
*運歩色葉集〔1548〕「狼烟 ノロシ。狼燧 同。狼糞 同。烽火 同」
*北条五代記〔1641〕八・東国山嶺に狼烟を立る事「山嶺に火をたてつづけ〈略〉夜はかがりと名付け、昼はのろしといふ」
*浄瑠璃・神霊矢口渡〔1770〕四「相図の烽火(ノロシ)を上ると村々で法螺を吹ば」
*孔雀船〔1906〕〈伊良子清白〉初陣「一すじの烽火(ノロシ)あがらば勝軍(かちいくさ)」
 
②(比喩的に)一つの大きな事を起こすきっかけとなるような目立った行動。「批判ののろしをあげる」「革命ののろしがあがる」
*女工哀史〔1925〕〈細井和喜蔵〉一三・三八「時たま健全な組合的運動が烽火を挙げても、此の目茶苦茶者のために直ぐもみ消されなければならなかった」
 
③(夜あげる花火に対していう)昼間あげる花火のこと。

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