のう【脳】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)、一つ(ひとつ)

解説

意味

①中枢神経系のうち脊髄を除いた部分。神経細胞が集合し、神経作用を支配的に統御する部分。集中神経系をもつ無脊椎動物では脳神経節、食道上神経節をいう。脊椎動物の円口類以上では前脳・中脳・菱脳に区別され、前脳は大脳半球・間脳に、菱脳は小脳・橋・延髄に分化する。爬虫類以上では新皮質が発達し、感覚や高等精神作用を支配する。脳髄。
 
*徒然草〔1331頃〕一四九「鹿茸を鼻にあてて嗅ぐべからず。小さき虫ありて、鼻より入りて脳を食むといへり」
*温故知新書〔1484〕「脳 ナウ」
*虎明本狂言・横座〔室町末〜近世初〕「なづきを砕きのふをとって護摩にたき給へは」
*浄瑠璃・国性爺合戦〔1715〕九仙山「ぶち付ぶち付のうも鉢もくだかれみぢんに成て」
*医語類聚〔1872〕〈奥山虎章〉「Brain 脳」
 
②記憶力や判断力など、頭脳のはたらき。
*浮雲〔1887〜89〕〈二葉亭四迷〉三・一五「脳は乱れ、神経は荒れ、心神錯乱して」
*吾輩は猫である〔1905〜06〕〈夏目漱石〉二「悪寒と眩暈で少し脳が乱れて居た所へもって来て」

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