ぬか【糠】

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数え方(読み方)・単位

一樽 (ひとたる) 、一袋 (ひとふくろ)

解説

樽に入った糠は「樽」で数えます。糠の小売単位は「袋」など。
⇒ぬかどこ(糠床)

助数詞・単位の「樽」は、酒や醤油 (しょうゆ) などの量を測る単位として使われます。

意味

①玄米などの穀類を精白する際に果皮、種皮、外胚乳などが砕けて粉となったもの。飼料、肥料、ぬかみそなどに、また、布袋に入れて肌(はだ)をみがくのに用いる。

*霊異記〔810〜824〕上・序「糠(ヌカ)を啖むよりも甚だし。〈国会図書館本訓釈 糠 ヌカ〉」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕九「糠 麁糠附 爾雅注云糠〈音康 沼賀〉米皮也 唐韻云〓〈音会 阿良奴加〉麁糠也」
*名語記〔1275〕三「馬にくはするぬか、如何、ぬかはふたやうあり、馬にくはするは糠也」
*浄瑠璃・神霊矢口渡〔1770〕二「汝が様なる億病者は〈略〉糠(ぬか)でもねぶって命を繋げと」
*尋常小学読本〔1887〕〈文部省〉三「此米を、臼にてつきしらげ、ぬかをさり、はじめて、飯に炊きて、食することを得るなり」
 
②籾殻(もみがら)をいう。
*日葡辞書〔1603〜04〕「Nuca (ヌカ)〈訳〉籾などの殻」
*和漢三才図会〔1712〕一〇三「穀(もみ)〈略〉糠康也 空也 米皮」
 
③「ぬかみそ(糠味噌)」の略。
*雑俳・柳多留‐六〔1771〕「もふ客が来てもとぬかを一(ひと)つかみ」
*雑俳・末摘花〔1776〜1801〕初「下女の尻つめればぬかの手でおどし」
 
④糠を食べるような貧しい生活。
*浮世草子・好色万金丹〔1694〕一・一「されども天然しわくうまれついたるは、糠(ヌカ)の昔も内福の今もかはらず」
 
⑤(接頭語的に用いて)こまかいこと、また、はかないこと、たよりないこと、むなしいことの意を表わす語。「糠雨」「糠喜び」

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