ぬま【沼】

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数え方(読み方)・単位

一面(いちめん)、一つ(ひとつ)

解説

⇒いけ(池)
⇒みずうみ(湖)

意味

一般に、深さ五メートル以下で底は泥ぶかく、クロモ・フサモなどの沈水沿岸植物が生えている、規模の小さい湖沼をいう。湖とは厳密には区別されていない。ぬ。
  
*古事記〔712〕中「新羅の国に一つの沼(ぬま)有り、名をば阿具奴摩(ヌマ)と謂ふ」
*万葉集〔8C後〕一四・三五二六「奴麻(ヌマ)ふたつ通(かよ)は鳥が巣吾(あ)が心ふた行くなもと勿(な)よ思(も)はりそね〈東歌〉」
*伊勢物語〔10C前〕五二「あやめかり君はぬまにぞまどひける我は野にいでてかるぞわびしき」
*名語記〔1275〕三「水のたまりたる沢を、ぬまともぬともなづく。如何。答、ぬは沼也」

語源

上代には、沼を指す語としてヌマのほかにヌも用いられていた。しかし、ヌマが挙例のように単独でも用いられたのに対し、ヌは、「隠沼乃(こもりぬノ)」〔万葉‐二・二〇一〕や「隠有小沼乃(こもりぬノ)」〔万葉‐一二・三〇二二〕のように、ほとんどが複合語中に見られるところから、ヌはヌマの古い語形と考えられる。

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