数え方(読み方)・単位
一枚 (いちまい) 、一点(いってん)
解説
透かし模様のある布地のことで「枚」で数えます。作品としては「点」で数えます。
意味
糸をより合わせたりかがったりして種々の透かし模様を作り布状にしたもの。かぎ針や糸巻きを使って編む手編みレースと、カーテン地などの機械レースとがある。広義には、透かし模様のある布地。《季・夏》
*米欧回覧実記〔1877〕〈久米邦武〉一・三「窓には線(レース)の幔〈『レース』は紗の如く花紋を組織せる布なり〉を掛け、霞を隔て花を見るが如し」
*改正増補和英語林集成〔1886〕「Reisu レイス(英語)〈訳〉レース」
*露団々〔1889〕〈幸田露伴〉二「浮雲の形は妙に畳まりて、それぞあぽろの衣裳のれエすならむ」
*青春〔1905〜06〕〈小栗風葉〉秋・一〇「自分の纏って居たクリイム色のレイスのショオルを」