数え方（読み方）・単位
一段 (いちだん) 、一段階 (いちだんかい・ひとだんかい) 、一次元（いちじげん・ひとじげん）、一つ（ひとつ）
解説
「段」「段階」を用いて、難易度や格の違いを示します。「次元」は比較対象との著しい格の違いを示す語です。その場合は和語数詞「一」がついて、「彼はひと次元違う」などといいます。
意味
①水準。標準。程度。
＊無名作家の日記〔１９１８〕〈菊池寛〉「水準（レヴェル）以上のものなら欣んで紹介するから」
＊竹沢先生と云ふ人〔１９２４〜２５〕〈長与善郎〉竹沢先生東京を去る・三「高いレベルにゐる人間の明るい顔を曇らせる」
＊面影〔１９６９〕〈芝木好子〉三「そのレベルに近づく作品を応募しなければならないと思うと」
②ある段階。ある領域。「分子のレベルで物質をとらえる」「次官レベルでの折衝」
＊モンマルトル日記〔１９６８〜６９〕〈辻邦生〉一一月一七日「情感のレヴェルで生き、いわゆるこの世の実践のレヴェル（「見る」レヴェル）の外に出てしまう」
