れい【例】

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数え方(読み方)・単位

一つ(ひとつ)、一例(いちれい)

解説

意味

①慣習となっていることがら。しきたり。以前から広く世に行なわれていること。ならわし。
*伊勢物語〔10C前〕六三「世の中のれいとして、思ふをば思ひ、思はぬをば思はぬものを」
*土左日記〔935頃〕発端「あがたの四年五年はてて、れいのことどもみなしをへて」
*宇治拾遺物語〔1221頃〕二・一「うへに石の卒塔婆などたてて、例のやうにして」
*日葡辞書〔1603〜04〕「マイネンノ reini (レイニ) マカセ」
*尋常小学読本〔1887〕〈文部省〉五「後には、朝廷よりも、幣物を供へらるるのれいとなりて」
 
②いつもの通りであること。通常であること。普通であること。ふだん。つね。
*大和物語〔947〜957頃〕一四〇「れいのおまし所にはあらで、廂におまし敷きて」
*枕草子〔10C終〕八・大進生昌が家に「姫宮の御前の物は、れいのやうにては、にくげにさぶらはん」
*今昔物語集〔1120頃か〕四・三一「此の薬を服し給ては例の心に成り給ひぬらむとは思へども」
*宇治拾遺物語〔1221頃〕一一・一二「れいよりは、なかなか静かに、人もみえず」
*看聞御記‐永享四年〔1432〕一〇月一一日「管領辞退事者未〓治定〓云々。已治定之説例之虚説也」

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