れんが【連歌】

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数え方(読み方)・単位

一句(いっく)

解説

短歌から派生したものなので、「句」で数えます。

意味

五・七・五・七・七の和歌形式を、ふたりが応答してよむ詩歌の一種。また、そういう詩歌を作ること。ふつう、五・七・五の上の句と、七・七の下の句を別人がよむ形で行なわれる。短連歌(一句連歌)と長連歌(鎖連歌)に分けられる。発生期の平安時代には、和歌の上の句と下の句をふたりが唱和する短連歌がもっぱら行なわれていた。院政期(一二世紀半ば)ごろから、多人数または単独で、上の句と下の句を交互につらねてゆく長連歌に発達し、中世を経て、近世初期まで流行した。長連歌は、句数によって、歌仙(三十六)・世吉(よよし=四十四)・五十韻・百韻・千句・万句などの形式がある。第一句を発句(ほっく)、第二句を脇(わき)、第三句を第三と呼び、最終の句を挙句(あげく)という。二条良基らによる「菟玖波集」から、飯尾宗祇らの「新撰菟玖波集」を経て、中世末期ごろから俳諧連歌や日常的な漢語を句によみこむ畳字連歌が流行し、山崎宗鑑・荒木田守武などが出て、滑稽・洒落の作風をもっぱらとする俳諧連歌が独立して江戸期の俳諧のもとをなした。つらねうた。つづけうた。
 
*詞花和歌集〔1151頃〕雑上・二八三・詞書「俊子内親王の女房二車まうできて、連哥し、哥よみなどして、曙に帰り侍りけるに」
*名語記〔1275〕五「連哥にもうちこしの句のをはりの字を、かへむとする也。但、所の名と、ものの名とは、韻の字なれどもゆるさると申歟」
*連理秘抄〔1349〕「連歌は歌の雑体也。むかしは百韻・五十韻などとて連ぬる事はなくて、只上の句にても下の句にても言ひかけつれば、いま半(なから)を付けける也」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Renga (レンガ)。ツラネ ウタ」
*仮名草子・身の鏡〔1659〕下「連歌(レンガ)、誹諧をする人を目尻にかけ」

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