ろんぶん【論文】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一報 (いっぽう) 、一編 (いっぺん)

解説

論文を個人や研究グループの業績として数える場合は「本」「編」を用います。「本」は始まりと終わりがあるひと続きの作品・業績を数える語です。報告論文は「報」でも数えます。複数書くことがまれな学位論文は数える対象となりにくく、あえて数えるなら「つ」「編」を用います。例:「Aさんは修士論文を2つ書いた」

意味

①論議する文。事理を論じきわめる文。議論文。
*万国公法〔1868〕〈西周訳〉四・七「第一には記注・記述・論文・檄文・陳説」
*日蓮上人〔1894〕〈幸田露伴〉一六「兼て之を知り論文(ロンブン)に之を勘へ置きぬ」
 
②学術的な研究の業績や結果を書き記した文。
*報知新聞‐明治三九年〔1906〕二月二二日「良人龍蔵氏も近き将来には蒙古に入るべし、今は苗族の論文起草中なれど」
*虞美人草〔1907〕〈夏目漱石〉四「論文(ロンブン)が出来たから博士になるものか、博士になる為に論文(ロンブン)が出来るものか」

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