数え方(読み方)・単位
一本(いっぽん)、一つ(ひとつ)、一ルート(いちるーと)
解説
道筋のことで、「本」「つ」で数えます。登山路などを数える場合は「ルート」を用います。
⇒みち(道)
意味
①きまった道筋。路線。道。
*アルス新語辞典〔1930〕〈桃井鶴夫〉「ルート 英 route 空路」
*旅‐昭和九年〔1934〕一一月号・秘境奈良田と西山温泉〈細井吉造〉「このルートは湯治客は元より、登山者も最も多く利用してゐる」
②品物を供給する者と、入手する者を結ぶ経路。また、入手の手づる。
*橋本屋〔1946〕〈井伏鱒二〉「運送ルートに、もちっと工夫するやうに大将にさう云うとけ」
*青鬼の褌を洗ふ女〔1947〕〈坂口安吾〉「切符はすぐ買へるルート知ってるのよ」
*鳴海仙吉〔1946〜48〕〈伊藤整〉二「これ等の食糧は供出配給のルウトに乗せられるべきものであるから」
*風にそよぐ葦〔1949〜51〕〈石川達三〉後・二「買い出しも闇のルートも知らないために」