さい/サイ【犀】

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【数え方・単位】

一頭(いっとう)

【解説】

鳥類を除く動物一般は「匹」で数えます。ただし、その中でも人間が抱きかかえられない大きさのものや、人間にとって希少価値の高いもの、実験動物や盲導犬のように人間の役に立つものは「頭」で数える傾向があります。学術論文などで研究対象となる動物は、種類に関係なく「個体」で数えます。

【意味】

サイ科に属する哺乳類の総称。体は巨大で、体高一・二〜二メートル。頭が大きく四肢は太いが比較的短い。鼻の上に一ないし二本の角質でできた角(つの)があり、足に三個のひづめがある。体色はふつう灰褐色で、皮膚は厚く毛はないか、あるいはほとんどない。熱帯の湿地や草原にすみ草食性。アフリカに角が二本のクロサイとシロサイ、インドに角が一本のインドサイなどが分布。インドサイの角は犀角(さいかく)と呼ばれ解熱などに用いられる。学名はRhinocerotidae
 
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕七「犀 雌犀附 爾雅集注云犀〈音西此間音在〉形似水牛」
*観智院本三宝絵〔984〕上「象は牙を取らむが為に殺さる。犀は角を切るに依て死ぬ」
*名語記〔1275〕六「けだものの名にさい、如何。答、犀也。その角を もちつれば、水の さりのくときこゆる獣の事歟」
*曾我物語〔南北朝頃〕四・小二郎かたらひえざる事「滄海の底のさいは、酒をこのみて、角をきらるる也」

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