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さいぼう【細胞】

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【数え方・単位】

一個(いっこ)、一片 (ひとへん) 、一つ(ひとつ)

【意味】

①生物体を構成する基本単位。一六六五年イギリスのフックが自作の顕微鏡でコルク片の細胞を観察してcell と名づけた。形状や大きさは生物の種類およびその体の部分によって異なり、最も普通なもので大きさは〇・〇一〜〇・一ミリメートル。その主体となるのは生命現象を行なう原形質で、核質と細胞質とに区分される。一般に中心に核が一個あり、その周りを細胞質がとりまく。最外層は植物細胞では細胞壁に包まれるが動物細胞には細胞壁はなくて細胞膜(形質膜)によって区画される。天保四年(一八三三)宇田川榕菴(ようあん)が「植学啓原」でcell の訳語として初めて用いた。
 
*哲学字彙〔1881〕「Cell 細包」
*小学読本〔1884〕〈若林虎三郎〉五「総べて海草は全体細胞より成りて別に葉又花など云ふべきものなし」
*煤煙〔1909〕〈森田草平〉一八「自分を形造る幾億万の細胞の一つ一つが」
 
②(比喩的に)ものごとを構成する要素の一つ一つ。
*一年有半〔1901〕〈中江兆民〉附録・国民党生ぜざる可からず「信用箇条是れ吾国民党の精神、脳髄、神経、党員は特に之れが細胞たるのみ」
*ものの見方について〔1950〕〈笠信太郎〉イギリス・知識の細胞「そういうクラブやパーティが、イギリスの知識を作る一つのプロセスであり、またイギリスの知識の細胞であると見てもよかろう」
 
③工場、学校、官公庁などに設けられる共産党の末端組織の旧称。現在は「支部」という。
*モダン用語辞典〔1930〕〈喜多壮一郎〉「細胞(サイボー) 左翼団体特に共産党が秘密運動を起す時の基礎単位で、普通五人乃至十五人位で一細胞(サイホウ)を組織して、細胞(サイホウ)会議と細胞(サイホウ)代表とがあり、その代表によって地方委員会が組織され、それが中央の統制をうける」
*党生活者〔1933〕〈小林多喜二〉二「以上の三つの事項は『工場細胞』の決定として私が必ず実行することに申し合わせた」

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