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さお【竿/棹/桿】

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【数え方・単位】

一本(いっぽん)、一竿(ひとさお)

【解説】

「本」「竿」で数えます。また、「竿 (かん) 」と数えることもあります。箪笥 (たんす) や長持 (ながもち) の数え方はこれらの道具をかつぐ竿 (さお) に由来します。

【意味】

①竹や木の枝葉を取り去った細長い幹。
*古今著聞集〔1254〕一六・五四六「そのさほの下にこそあなは侍れ。さぐりてしたまへ」
*虎明本狂言・餌差〔室町末〜近世初〕「とりもちをとり出すてひにて、さほのさきへぬるまねをして、ゑんまのかほへさしつくる」
 
②水底を突いて船を前進させる細長い棒。竹や木の棒を用いる。水棹(みさお)。水馴棹(みなれざお)。
*古事記〔712〕中・歌謡「ちはやぶる宇治の渡りに佐袁(サヲ)取りに速けむ人しわが仲間(もこ)に来む」
*万葉集〔8C後〕一〇・二〇八八「吾が隠せる梶棹(さを)無くて渡り守り舟貸さめやもしましは有て待て〈作者未詳〉」
*山家集〔12C後〕上「舟すゑしみなとのあしまさをたてて心ゆくらん五月雨のころ」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Sauo (サヲ)〈訳〉衣服などをつるす竹。同じく船を川の中で動かすのに用いる棒」
*小学読本〔1874〕〈榊原・那珂・稲垣〉二「凡て舟を行るに帆を用ゐ、櫓を用ゐ楫を用ゐ竿を用ゐるの別あり」
 
③竹で作った衣紋(えもん)掛け。衣紋竿。衣紋竹。
*今昔物語集〔1120頃か〕一四・三五「御桿(さを)に係(かかり)たる御衣(おんぞ)を召て〓(かづ)け給て宣(のたま)はく」
*明月記‐建暦元年〔1211〕一一月二七日「ぬす人いりて、さをなるきぬきたる殿ゐ物はぎとりてけり」
*名語記〔1275〕二「衣服をばさをにかくれば也」
 
④検地などで土地を測量する際に用いた定規の棒。文祿〜慶長(一五九二〜一六一五)の頃は六尺三寸のものを用いたが、江戸時代は主として六尺一分のものを用いた。検地の際は長さ二間のもの一本、一間のもの二本を要した。竿には一尺ごと、六尺の間に墨線を施してある。検地竿。間竿(けんざお)。
*仮名草子・尤双紙〔1632〕上・三六「のぶる物の品々〈略〉田畠にさほをあてて検地をしては、知行の高を延る」
*俳諧・広原海〔1703〕一四「聖の代の胸に知行の竿入れず」
*増補田園類説〔1842〕上・検地之事・間竿之事「秀吉公之命にて、諸国検地の時は、六尺三寸の竿を用候と申伝候得共、右何れも書記候儀も無〓之事故、難〓信用〓候」
 
⑤三味線の胴から上の弦を張る長い柄の部分。また、転じて、三味線の称。
*仮名草子・恨の介〔1609〜17頃〕上「さて、さほのくだりには、世の中は夢か現(うつつ)か現とも夢ともさらにありてなければ、といふ歌を、仮名字にぞ書きにける」
*浮世草子・好色一代男〔1682〕一・七「床には誰が引捨し、かしの木のさほに、一筋切れて、むすぶともなく」
*女重宝記(元祿五年)〔1692〕四・四「さほ」
 
⑥飛行中の雁(かり)などが一列になった状態。→竿になる。
*随筆・守貞漫稿〔1837〜53〕二五「雁陣を見て男女児の云詞京坂にては、がんがとうりや、竿に乗てとうりや、竿がをれたら、市のかわいとんでゆきや」
 
⑦歌舞伎で、役者が一例に並んだ状態。「さおに並ぶ」のかたちで用いられる。
*歌舞伎・伊勢平氏栄花暦〔1782〕三立(暫)「基房、綾子姫、滝田丸、品田丸、いづれも花道へ竿(サヲ)にならぶ」
*歌舞伎・四天王楓江戸粧〔1804〕六立「この外軍兵は棹(サヲ)に並び、真中に土蜘(つちぐも)と公時(きんとき)キッと見得(みえ)」
*歌舞伎・花街模様薊色縫(十六夜清心)〔1859〕四幕「真中に白蓮事大寺正兵衛、下手に西心、捕手棹(サヲ)に列び、よろしく」

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