セロハン【cellophane】

《スポンサードリンク》
 

数え方(読み方)・単位

①一枚(いちまい)
②一連(いちれん)

解説

①薄いフィルムなので「枚」で数えます。
②「連」はセロハンの取引単位です。「1連」は500m2。セロハンの厚さの単位は「番」で表します。

意味

①ビスコースを原料とする再生セルロースのフィルム。ビスコースをホッパーから希硫酸または硫安液中に押し出してフィルム状に凝固させ、ロールで連続的に送りながら脱硫、漂白、脱塩、柔軟化、乾燥などを行なってつくる。光沢があり透明性がよく、のりづけ、着色、印刷などが容易。主として包装に用いられる。
 
*夏の手紙〔1937〕〈北園克衛〉スカンポ「晴れた空は塗りたての青いエナメルだ ときどき風がセロファンのように光る」
*空想家とシナリオ〔1939〕〈中野重治〉「八十万トンのパルプがみな紙になるのではない。あるものは人絹になる。あるものはセロファンになる」
*若いセールスマンの恋〔1954〕〈舟橋聖一〉八・二「セロハンを裂いて、ウニ豆を食べてゐると」
 
②「セロハンし(─紙)」の略。
*夢声戦争日記〈徳川夢声〉昭和一七年〔1942〕六月一七日「セロファンを貼ったガラス戸も、一寸面白いものだ」
*丘の明り〔1967〕〈庄野潤三〉四「セロファンで包んだ一個二十五円のバウムクーヘンを売っている」

《スポンサードリンク》
 



数え方人気 [TOP50]ビジネス文書数え方
季節用語の数え方名数一覧(1~100)