セメント【cement】

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数え方(読み方)・単位

①一片 (いっぺん) 、一本(いっぽん)
②一袋 (いったい) 、一袋 (ひとふくろ) 、一樽 (ひとたる)

解説

①固まったセメント片は「片」で数えます。歯科医が歯に詰めるセメントは「本」でも数えます。

②「袋」は袋詰めされた材料の分量を表す単位です。セメント1袋は25kg。「ひと樽」は、セメント170kg分に相当します。

意味

石灰を主成分とする土木建築用の無機質接合剤。石灰石、粘土などを粉砕し、焼(かしょう)・焼成してつくる。水中で硬化せず、空気中で硬化する気硬性セメント、水中でも硬化する水硬性セメントに大別される。一般には、水硬性の普通ポルトランドセメントをさし、水や砂と混ぜ、練って用いる。歯科用や美術などに用いられる特殊セメントもある。洋灰。水泥。セメン。
 
*厚生新編〔1811〜39頃〕「セメント、羅甸『セメンチュム』和蘭『タラス』と名く。此物墻壁を塗りて固(きんこ)ならしめ、久しく破壊せざる様に用る所の泥をいふなり」
*西洋家作雛形〔1872〕〈村田文夫・山田貢一郎訳〉一・二「着合物(セメント)(とは漆灰など凡て物を着合はす質のものを云ふ下之にならへ)を薄ふして流し込むべし」
*夢の女〔1903〕〈永井荷風〉一一「築上げたセメントの堤防の上に佇んで見ると」
*紐育〔1914〕〈原田棟一郎〉(マンハッタン島)「何処まで往ってもセメントした大道坦々としてそれこそ真に砥の如く」

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