せき【席】

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数え方(読み方)・単位

一席(いっせき)、一つ(ひとつ)

解説

着席場所を示す場合は「席」で数えます。例:「100席のレストラン」
⇒座席(ざせき)

意味

①草や竹などで編んだ敷物。むしろ。ござ。

*日葡辞書〔1603〜04〕「Xeqi (セキ)〈訳〉筵」
*浮世草子・近代艷隠者〔1686〕三・一「ささへに席(セキ)を付て、男女老少あらそひこぞり、桜が下に座の儲(もふけ)して遊ぶに」
*和英語林集成(初版)〔1867〕「Seki (セキ)ヲ シク」
 
②すわる場所。きめられてすわるところ。座席。

*名語記〔1275〕六「船の内に所のあるをせきとなづく」
*俳諧・続猿蓑〔1698〕上「今宵のあそび、はじめより尊卑の席をくばらねど」
*和英語林集成(初版)〔1867〕「ダイミョウノ カクシキワ seki (セキ)デ サダマル」
 
③会や式などの行なわれる場所。会場。座敷。

*太平記〔14C後〕一・無礼講事「会合の日毎に、席(セキ)に臨で玄を談じ理を折」
*随筆・胆大小心録〔1808〕一四五「南郭服子の詩を講ずる席に、真淵も参りて聞く」
*改正増補和英語林集成〔1886〕「Seki (セキ)ヲ サル」
*坊っちゃん〔1906〕〈夏目漱石〉八「所が会議の席では案に相違して滔々と生徒厳罰論を述べたから、おや変だなと首を捩(ひね)った」
 
④寄席(よせ)。講釈場。

*人情本・春色籬の梅〔1838〜40頃〕二・一一回「其翌日は鳥雅一人軍談の席(セキ)へ行とて旅宿を立出」
*真景累ケ淵〔1869頃〕〈三遊亭円朝〉一「余り寄席(セキ)で致す者もございません」
*安愚楽鍋〔1871〜72〕〈仮名垣魯文〉二・下「ほかにだうらくはなけれどまいばんぐんだんのせきにせめかけ、ぢゃうれんのうちに入りかうぎのきはへつきて」
*雁〔1911〜13〕〈森鴎外〉二〇「主に講釈ばかり掛かる広小路の席(セキ)へは」
*いろは交友録〔1953〕〈徳川夢声〉し「セキ(寄席出演)をヌク(休む)くらいのことは、落語界の大看板では、さのみ珍しいことでない」

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