せんばづる【千羽鶴】

《スポンサードリンク》
 

数え方(読み方)・単位

一羽 (いちわ) 、一連 (いちれん) 、一本(いっぽん)、一束 (ひとたば)

解説

折り紙で折った鶴は「羽」で数えます。それを連ねたものは「連」「本」、連ねた千羽鶴を複数束 (たば) ねたものは「束」で数えます。

意味

①折り鶴を数多く糸に通してつらねたもの。
*雑俳・柳多留‐一〇二〔1828〕「千羽鶴いたちごっこのように折り」
*白夜〔1966〕〈高橋たか子〉「天井から垂れたおびただしい千羽鶴が、ひっそりした室内で虚ろに揺れているだけだった」
 
②模様などに数多くの鶴を染め出したもの。
*浄瑠璃・傾城島原蛙合戦〔1719〕五「うはぎのお小袖は、千代を染込松葉色、松にむれゐる千羽鶴〈略〉ことぶきてこそ染にけり」
*千羽鶴〔1949〜51〕〈川端康成〉千羽鶴・一「桃色のちりめんに白の千羽鶴の風呂敷を持った令嬢は美しかった」

語源

鶴はめでたい鳥とされ、千羽そろうことを吉兆としたところから、折り鶴を多数糸に通したり千羽鶴の絵をかいたりして祈願の意をこめて社寺に奉納する風があった。現在では社寺だけでなく慰安や病気見舞などに贈ったりする。

《スポンサードリンク》
 



数え方人気 [TOP50]ビジネス文書数え方
季節用語の数え方名数一覧(1~100)