せんりゅう【川柳】

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数え方(読み方)・単位

一句(いっく)

解説

意味

江戸中期に発生し、一七音を基準として機智的な表現によって、人事、風俗、世相などを鋭くとらえた短詩型文学。もともと俳諧の「前句付(まえくづけ)」に由来するが、元祿(一六八八〜一七〇四)以降、付味よりも、滑稽、遊戯、うがちなどの性質が拡充された付句の独立が要求されるようになり、一句として独立し鑑賞にたえる句を集めた高点付句集が多く出版され、新しい人事詩、風俗詩となった。享保(一七一六〜三六)頃から、点者の出題に応じた「万句合(まんくあわせ)」が江戸で盛んになり、その点者、柄井川柳が代表的存在であったところから「川柳」の名称が生まれる。文化・文政(一八〇四〜三〇)頃、「狂句」とも呼ばれた。川柳点。
 
*黄表紙・金々先生造化夢〔1794〕「仰向いて搗屋(つきや)秋刀魚(さんま)をぶつり食ひ、とは川柳の名句であった」
*洒落本・嘉和美多里〔1801〕「千柳(センリウ)もまた一ツあるヨのう。出来そふで出来ねヱやつでござります」
*雑俳・柳多留‐一三二〔1834〕序「今世にぶ川柳は繁茂して扶桑に至らぬ所なし」
*改正増補和英語林集成〔1886〕「Senryu〓 センリウ 川柳」

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