せんす【扇子】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一面(いちめん)、一枚 (いちまい)

解説

扇子は閉じると「本」、広げると「面」「枚」で数えます。手に持ってあおぐものなので、「握り」「柄 (から) 」で数えることもあります。
⇒団扇 (うちわ)
⇒扇 (おうぎ)

意味

①折りたたみができるおうぎ。末広がり。《季・夏》

*太平記〔14C後〕三九・高麗人来朝事「只来献の報酬とて、鞍馬十匹・鎧二領〈略〉扇子(センス)三百本、国々の奉送使を副(そへ)て、高麗へぞ送り被〓著ける」
*尺素往来〔1439〜64〕「数珠。扇子。絹布。糸。綿。米。銭以下用意仕候」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Xensu (センス)。すなわち、ワウギ」
*わらんべ草〔1660〕一「仕舞と扇子に、いき死五行有、たたみやうもあり、故実おほし、しらざれは、祝言、わたまし、何もわかちなし、第一可〓知事也」
*俳諧・桜川〔1674〕夏二「風を出す通力えたるせんすかな〈一雪〉」
 
②結婚をいう女学生仲間の隠語。
*新時代用語辞典〔1930〕〈長岡規矩雄〉学生用語「扇子 女学生間で結婚のことをいふ。扇子は末広で子孫繁栄の意味があるからである」

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