ぜんまい/ゼンマイ【発条/撥条】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一枚 (いちまい)

解説

渦巻状のばねは「枚」で数えます。

意味

①弾力性のある薄い帯状、または線状の金属を渦巻形に巻いたもの。巻き締めて弾圧エネルギーをたくわえ、ほどけようとする力を、時計やおもちゃなどの動力として利用する。渦巻ばね。

*雑俳・裏若葉〔1732〕「ぜんまひが錆て時計の隙をなみ」
*洒落本・美地の蛎殻〔1779〕「おらはな、面(つら)はこんな不器用でも、着物の下はぜんまいだ。二本の足の爪先から、本田にまげたはけ先まで、水道の水とにが塩が、日に一度さし引する」
*和英語林集成(再版)〔1872〕「Zemmai ゼンマヒ」
*異端者の悲しみ〔1917〕〈谷崎潤一郎〉一「さうして針の附け方だの弾条(ゼンマイ)の捲き方だのを」
 
②「ぜんまいじかけ(発条仕掛)」の略。
*雑俳・柳多留‐六二〔1812〕「ぜんまいの雛はぎりぎり直を付る」
「ぜんまい(薇)」と相互に語源として説かれるが、用例として見られるのは「ぜんまい(薇)」の方が古い。

語源

その形がゼンマイ(薇)の芽に似ているところからか。また、繊巻あるいは漸巻の義か〔嬉遊笑覧〕。

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