しごと【仕事】

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数え方(読み方)・単位

①一口 (ひとくち) 、一つ(ひとつ)
②一人時 (いちにんじ) 、一人月 (いちにんげつ)

解説

①勤め口は「口」で数えます。

②ひとりの職人が1時間でやる仕事量の単位を「1人時 (にんじ) 」、1か月でやる仕事量を「1人月 (にんげつ) 」といいます。「手」は仕事や作業の担 (にな) い手を表す語で、しばしば「一」を伴って「家事を一手 (いって) に引き受ける」のように使います。

意味

①すること。したこと。しなくてはならないこと。しわざ。また、からだを動かして働くこと。作業。

*遣送本近代秀歌〔1209〕「これは面白く見所あり、上手しごととみゆ」
*とはずがたり〔14C前〕二「善勝寺の大納言、故なく剥がれぬる事、さながら父の大納言がし事やと思ひて深く恨む」
*史記抄〔1477〕四・秦本紀「其先の諸侯であるを、五帝三王と同じ様に、本紀にしことはいわれもないぞ」
*俳諧・炭俵〔1694〕上「きりぎりす薪の下より鳴出して〈利牛〉 晩の仕事の工夫するなり〈岱水〉」
*滑稽本・浮世風呂〔1809〜13〕前・下「父(とっ)さんが仕事(シゴト)をしかけて、今っから店(たな)へ行なさるって」
*多情多恨〔1896〕〈尾崎紅葉〉前・四・一「『今日は如何(どう)も御気毒様で』と此方(こちら)も向かず仕事に掛ってゐる」
 
②それによって生計をたててゆくための職。職業。業務。

*日葡辞書〔1603〜04〕「Xigoto (シゴト)。〈訳〉つとめ、奉公また、手作業など」
*寛永刊本臨済語録抄〔1632〕一「何れに、只人の処へ行て賃を取て、しごと抔をしていやしき者也」
*安愚楽鍋〔1871〜72〕〈仮名垣魯文〉二・下「七八年もすぎたら製茶養蚕がさかんになって老少婦女子(をんなこども)のよい職業(シゴト)さ」
*狐の裁判〔1884〕〈井上勤訳〉二「主人(あるじ)は昼間の忙しき職業(シゴト)に疲れて今は臥床(ねどこ)に在り」
 
③事をかまえて、ふつうでない行動をおこすこと。また、悪事を働いたりたくらんだりすること。

*歌舞伎・お染久松色読販〔1813〕中幕「せっかく仕事をしかけたも、アノ死人を玉にして、大きな金をゆすり出すか」
*歌舞伎・杜若艷色紫〔1815〕序幕「『コレ、八つ橋おぬしを仕事(シゴト)にかけたのよ』『そんなら身請けと云はしゃんした、船橋さんは表向き』」
*人情本・春色袖之梅〔1837〜41〕二・七回「ありゃアなんでも仕事(シゴト)にあるく曲者だぜ」
*片棒かつぎ〔1950〕〈井伏鱒二〉「たぶん犯人は、まっすぐに金庫のある部屋にはひって行き、素早いところ仕事をしたものだらう」

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