数え方(読み方)・単位
一枚(いちまい)
解説
活版印刷用の鉛板を作る鋳型 (いがた) のことで、「枚」で数えます。
意味
印刷用の鉛版を作るために堅紙で作られた鋳型。雁皮紙のような薄葉紙と、強い柾紙のような厚紙との合紙に、雲母の粉末を塗布して湿気を加え、これを植字版に押し当てて凹型にくぼませて乾燥させたもの。
*灰燼〔1911〜12〕〈森鴎外〉一九「紙型にでも取って置けば、紙型の磨滅せぬ限は手を懐にしてad infinitum に繰り返して同じ物を載せることが出来る」
*プロレタリヤの星〔1931〕〈平林たい子〉四「煙の立つ紙型をいじっている男工」