しこり【凝/痼】

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数え方(読み方)・単位

一つ(ひとつ)、一個(いっこ)

意味

①筋肉などが凝ってかたまること。固まって塊状となること。また、そのかたまり。

*書言字考節用集〔1717〕五「〓 シコリ 〔説文〕小腫也・凝 同 〔凝略〕腫旁出也」
*滑稽本・浮世風呂〔1809〜13〕二・上「よくしこりも取れて、乳口(ちぐち)の明くお薬がございましたっけ」
*黴〔1911〕〈徳田秋声〉二一「痩せた下腹のあたりを露はして、凝(シコリ)のある処を手で示した」
*真夏の死〔1952〕〈三島由紀夫〉「カアテンの紐を引いた。麻の手ざはりに包まれて固い紐のしこりが、彼女の朝の熱っぽい掌に快い」
 
②物事を解決した後でもまだ残っているすっきりしない気分。感情のわだかまり。

*格子の眼〔1949〕〈島尾敏雄〉「むずがゆい不快なしこりを感じ始めた」
*二十四の瞳〔1952〕〈壺井栄〉六「笑って別れはしたが、二人とも心にしこりは残っていた」

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