しまい【仕舞】

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数え方(読み方)・単位

一差し(ひとさし)、一手 (いって)

解説

能の舞の一種。

日本舞踊では、踊りを「差し」で数えます。「手」は舞や能など、決まって行う一連の動きや技を数える語です。
⇒舞(まい)

意味

①能、舞踊、演劇などで舞ったり、演技したりすること。

*日葡辞書〔1603〜04〕「Ximaiuo (シマイヲ) ナラウ」
*天正本狂言・蟹化物〔室町末〜近世初〕「さまざまのし舞。後二人のみみをはさみて引入る」
*わらんべ草〔1660〕一「太夫・脇・狂言・立役は、まへに人のする仕舞をみて、同じ仕廻をのぞかんため、同じことばを、いはぬやうにとて」
*俳諧・翁草〔1696〕「丹野が仕舞の教談に」
 
②能の略式演奏の一つ。楽器演奏なしで装束をつけず、シテ一人が謡だけを伴奏に紋服袴で能の特定の一部分を舞うもの。

*八帖花伝書〔1573〜92〕八「能、教ゆる事。一番に、仕舞を教えよ。さて、やうやう仕舞覚えたる時、二番に身なりを直せ」
*東京風俗志〔1899〜1902〕〈平出鏗二郎〉下・一〇・能楽「一日概ね五六番を演じ、間に狂言を夾むを例とす。また仕舞(シマヒ)をも加ふるあり」
*天皇の帽子〔1950〕〈今日出海〉一「尚武の精神が衰へた時代に彼は弓術、剣術、仕舞、謡曲で、養家の家風に若年にして染まってしまったのだから」

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