しめきり【締め切り/締切/閉切/〆切】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)

解説

原稿の締め切りなど、達成すべき課題は「本」で数えます。例:締め切りを今週までに三本かかえている

意味

①出入口、戸、窓などを閉じたままにすること。また、しめきられた場所。
*草枕〔1906〕〈夏目漱石〉二「戦争が始まりましてから、頓(とん)と参るものは御座いません。丸で締め切り同様で御座居ます」
*エオンタ〔1968〕〈金井美恵子〉一五「裏門はいつも閉めきりになっていて」
 
②周囲を閉じられたところ。牢(ろう)。
*歌舞伎・吉様参由縁音信(小堀政談)〔1869〕序幕「大した御放蕩を遊ばしたといふではなし、遠からぬ内には此締切(シメキリ)をお出し遊ばして、御目出たくお目通りいたすやうに相成りませう」
 
③あらかじめ決められた時、日の終了の期限。
*札幌〔1908〕〈石川啄木〉「明くる朝の新聞は四頁なので四時少し前に締切になった」
*大道無門〔1926〕〈里見〉白夜・一「もう夙(とう)に締切(シメキリ)を過ぎた原稿の、最後の催促にと出かけて来たが」
 
④茶入れ、水指し、建水などの陶器で、口造りの部分の全体に糸で締めたような筋のあるもの。南蛮焼に多い。中興名物の藤四郎春慶茶入れは有名。占切。
*紋章〔1934〕〈横光利一〉四「『その水指(みづさし)は何んでございますか』『これは締切でございます』」

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