しめなわ【注連縄/標縄/七五三縄】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)

意味

①地域を区切るための目じるし、または出入禁止のしるしとして張りめぐらす縄。特に、神前や神事の場にめぐらして、神聖な場所と不浄な外界とを区別するのに用いる。また、新年に門口に張ってわざわいの神が内に入らないようにとの意を示すもの。わらを左縒りにし、わらの茎を三筋、五筋、七筋と順次に縒り放して垂らし、その間々に紙四手(かみしで)をはさんで下げる。しりくめなわ。四目引(しめひき)。しめ。《季・新年》
 
*万葉集〔8C後〕一〇・二三〇九「祝部(はふり)らが斎(いは)ふ社のもみち葉も標縄(しめなは)越えて散るといふものを〈作者未詳〉」
*新古今和歌集〔1205〕夏・二二五「早苗とる山田のかけひもりにけり引くしめなはに露ぞこぼるる〈源経信〉」
*平家物語〔13C前〕二・山門滅亡「卯月は垂跡(すいしゃく)の月なれ共、幣帛を捧る人もなし。あけの玉墻(たまがき)かみさびて、しめなはのみや残らん」
*わらんべ草〔1660〕二「そうじてしめなわは、うたぬわらをもって、左なわになふて、七、五、三とわらをさぐる物也」
*書言字考節用集〔1717〕三「注連 シメナハ 又云木綿四手 七五三 同」
*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕一「母は清めのから手水注連縄(シメナハ)ほどき立寄て」
 
②災いを避ける準備のたとえ。
*読本・南総里見八犬伝〔1814〜42〕四・三六回「女房去りしは祟の注連(シメナハ)、連係(まきぞひ)せられぬ身の用心」

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