しもん【指紋】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)、一つ(ひとつ)

解説

事件の現場に残された指紋は「個」で数えることがあります。

意味

手指頭の掌側面にみられる皮膚隆線のなす紋理。また、それを押捺(おうなつ)した像。足蹠部(足の裏)にも見られる。形態から弓状紋、蹄状紋、渦状紋、変体紋に大別される。各紋型の出現頻度には、指種、左右、性、人種などにより差異がある。胎生三〜四か月で形成され、その形態は全く同じものは二つとなく、また一生不変であるところから個人識別に利用される。ヒト以外の霊長類にも単純な紋理がみられる。
 
*双生児〔1924〕〈江戸川乱歩〉「そこには、真実の兄のつけた部分のある頁の隅に、一つの指紋(シモン)がハッキリと現れてゐたのです」
*蓼喰ふ虫〔1928〜29〕〈谷崎潤一郎〉一〇「鏡を支へた左の手の、指紋がぎらぎら浮いてゐる桜色の指先のつやつやしさは」
*軍艦茉莉〔1929〕〈安西冬衛〉骰子「玻璃製のダイスは指紋に曇ってゐる」

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