シャツ【shirt】

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数え方(読み方)・単位

一枚 (いちまい) 、一点(いってん)

解説

商品としては「点」で数えます。
⇒ふく(服)

意味

①上半身に着る西洋風のはだ着。

*東京開化繁昌誌〔1874〕〈萩原乙彦〉二・下・風俗一様「肌には赤白随意のシャスを着たれば、両手は拳の它(ほか)を見せず」
*西洋道中膝栗毛〔1874〜76〕〈総生寛〉一四・上「シャツを頭からかぶッて着る」
*都会〔1908〕〈生田葵山〉不安「三つ紋の羽織に、糸入縞の綿入を二枚重ねて、稍(やや)披開(はだ)けた胸の間からは真中で釦鈕(ボタン)を懸合した綿(めん)ネルの襯衣(シャツ)が見える」
*或る自殺未遂〔1951〕〈井上靖〉「私は市場から帰ると、シャツ一枚になって、乱雑を極めている六畳の部屋を片付け」
 
②肌着の上に中衣として、または上衣がわりに着る西洋風の衣服。ワイシャツ、ブラウスが代表的で、ふつうそでとえりがついていて、前で合わせてボタンをかけるものをさすが、スポーツシャツなどにはえりなしのもの、かぶって着るものなどもある。

*幼学読本〔1887〕〈西邨貞〉三「りんねるとて上等の麻布有り。夏の洋服、しゃつ等を造るに用ふ」
*金色夜叉〔1897〜98〕〈尾崎紅葉〉前・一「男はシャツの腋の裂けたるも知らで胴衣(チョッキ)ばかりになれるあり」
*道化役〔1934〕〈豊島与志雄〉「背広から、白い襯衣(シャツ)の襟をのぞかせて」

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