しとうず【下沓/襪】

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数え方(読み方)・単位

一両(いちりょう)

解説

襪は足袋 (たび) の一種です。「両」はふたつで対 (つい) になるものを表し、古くは装束などで対になるものを数えた語です。

意味

「したぐつ」の変化した語)
 
束帯の時などに、沓の下に用いる布帛製のはきもの。礼服(らいふく)には錦、朝服には平絹で作る。指の股はない。
*躬恒集〔924頃〕「秋のよのなもあるものをしたうづをあげしほづきのにしにゆくらむ」
*後撰和歌集〔951〜953頃〕雑四・一二六二・詞書「いときたなげなるしたうづを落したりけるを、取りて遣すとて」
*宇津保物語〔970〜999頃〕祭の使「冠たたなはり、橡(つるばみ)の衣破れ崩れ、したうづ破(や)れて、憔悴したる人の身の才あるをなむ学生といふ」
*観智院本類聚名義抄〔1241〕「襪 シタウヅ」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Xitozzu (シタウヅ)〈訳〉僧のはく白い足袋」
*俳諧・笈の小文〔1690〜91頃〕「紙布・綿小などいふもの、帽子・したうづやうのもの、心々に送りつどひて」

語源

シタグツ(下沓)の訛〔日本釈名・滑稽雑談所引和訓義解・類聚名物考・言元梯〕。

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