しきい【敷居/鋪居/閾】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)

意味

①(「敷き藺(い)」の意、または、「敷き居る」の意から)地上や床に敷いてその上にすわるもの。ござ、むしろの類。また、そのすわる所。座席。

*日本書紀〔720〕顕宗即位前(図書寮本訓)「小楯、大きに驚きて、席(シキヰ)を離(はな)れて、悵然(いた)むて再拝(をか)みまつる」
*南海寄帰内法伝平安後期点〔1050頃〕一「座は乃ち各別に小さき牀をもて席(シキヰ)を連ねて相ひ触る応からず」
*伊呂波字類抄〔鎌倉〕「藉 シキヰ 以藺茅藉地也」
*筆の御霊〔1827〕後・五「家の内に鴨柄の下に、今しきゐと云があれど、〈略〉昔はしきみ、とじきみ、など云へり。其しきみの転りて、しきゐとなれるなり。昔しきゐと云るは褥(しとね)の事なり」
 
②門戸の内と外とを区別するために敷いた横木。また、部屋の境の戸や障子、あるいはふすまの下に、それをあけたてするためにつけられた溝のついた横木。古くは「しきみ」といった。鴨居(かもい)。

*名語記〔1275〕八「障子遣戸のしきゐ如何、答敷居也」
*寛永版曾我物語〔南北朝頃〕七・母の勘当許されし事「妻戸の敷居に蹶(け)つまづき俯伏しにこそ倒れけれ」
*天草版金句集〔1593〕「カリソメニモ トグチニ タチイナ。アヨムトキモ xiqiyuo (シキイヲ) フムナ」
*滑稽本・浮世床〔1813〜23〕初・上「跡じさりにしきゐをまたぐと敷居の外にねてゐた犬のあしをふむ」

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