しょうぶ【勝負】

《スポンサードリンク》
 

数え方(読み方)・単位

一戦 (いっせん) 、一番(いちばん)、一つ(ひとつ)、一回戦 (いちかいせん)

解説

「戦」は試合や戦闘を数える語です。「番」は二者による勝負を数える語です。「三番勝負」「回戦」はトーナメントの初戦を「1回戦」といったり、「巨人-阪神17回戦」のように、試合の順序や回数を表すのに用いられる語です。
⇒しあい(試合)

意味

①勝つことと負けること。かちまけ。勝敗。
*栄花物語〔1028〜92頃〕駒競の行幸「勝負の舞などもをかしうて果てぬれば」
*色葉字類抄〔1177〜81〕「勝負 ショウブ」
*名語記〔1275〕二「勝負をも雌雄といへり」
 
②(─する)勝ち負けを決めること。勝敗を決すること。また、その戦い。
*平家物語〔13C前〕七・倶梨迦羅落「互に勝負をせんとはやりけれども、源氏の方より制して勝負をせさせず」
*虎明本狂言・鍋八撥〔室町末〜近世初〕「どちをどちともわけうやうはなひ程に、せうぶをさせてかちまけによっていひつけう」
*黄表紙・心学早染艸〔1790〕下「夫のかたき、しゃうぶしゃうぶ」
*滑稽本・浮世風呂〔1809〜13〕四・下「あかるい所で勝負(シャウブ)しべい」
 
③(─する)特に、ばくちで勝ち負けを争うこと。かけごとをすること。
*狂言記・緡縄〔1660〕「ようばくちのしちに、おれをやらっしゃれたのう〈略〉われがしかろずれ共、去者と今日勝負(シャウブ)をしたとおもへ」
*浮世草子・好色盛衰記〔1688〕三・四「双六をうちて目ふる間に五両七両の勝負(シャウブ)せし事」
 
④よい結果が出るかどうかを決めること。また、その決め手となるもの。
*抱擁家族〔1965〕〈小島信夫〉三「平素、ちゃんと食べ、て、あるか、どうかが、勝負ですって、よ」
*現代経済を考える〔1973〕〈伊東光晴〉・おわりに「ソビエトの場合には、工場建設の一回一回が新規の勝負だということである」

《スポンサードリンク》
 



数え方人気 [TOP50]ビジネス文書数え方
季節用語の数え方名数一覧(1~100)