数え方(読み方)・単位
一枚(いちまい)
解説
⇒ふすま(襖)
意味
①部屋の内外を仕切る障屏具(しょうへいぐ)の一種。取りはずしのできる張付壁(はりつけかべ)、絹布を張った襖障子、唐紙を張った唐紙障子、台脚がついていて室内を移動させることのできる衝立(ついたて)障子、簾屏風(すだれびょうぶ)のように作った通(つ)障子、格子に組んだ骨組に白い紙を張った明かり障子などがある。今はふつう明かり障子をさしていう。《季・冬》 ▼しょうじ貼る《季・秋》 ▼しょうじ洗う《季・秋》
*大和法隆寺文書‐天平宝字五年〔761〕一〇月一日・法隆寺縁起并資財帳(寧楽遺文)「障子壱枚〈表紫綾、裏縹、高七尺広三尺五寸〉」
*宇津保物語〔970〜999頃〕楼上上「坤(ひつじさる)の外(と)より見入れ給へば、中のしゃうじも壊(こぼ)れたり」
*高野本平家物語〔13C前〕一・祇王「しゃうしに泣く泣く一首の哥をぞ書きつけける」
*義経記〔室町中か〕七・判官北国落の事「灯火の明にて、常に住み馴れ給ひつる御しゃじの引手の本を見ければ」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Xoji (シャウジ)〈訳〉紙の戸」
*激浪〔1944〕〈山口誓子〉「蜑びとの海に障子を洗ふころ」
*六百句〔1947〕〈高浜虚子〉昭和一八年「障子しめ自恃庵とぞ号しける」
②鼻の二つのあなのしきりをいう。
*洒落本・傾城諺種〔1791〕「此君にざれるものは、終に鼻のせうじ迄ぬかるるとかや」
*狂歌・滄洲楼家集〔1830頃か〕春「立いでて見れども梅のにほはぬは鼻に障子のあればなるらん」
*いさなとり〔1891〕〈幸田露伴〉六七「潮噴く鼻の障子を切り穿き」
③江戸時代、頭髪を頭の中程に横にそりのこしたもの。
*随筆・嬉遊笑覧〔1830〕一下「あたまの中程に横に毛を剃のこして俗に是を障子と云ふ、この障子の処までそりてうしろの方は剃らで置く、これ半頭なり」

