しゅじゅつ【手術】

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数え方(読み方)・単位

一度(いちど)、一回(いっかい)、一つ(ひとつ)

解説

手術をした回数は「度」「回」で数えます。病院などでの手術の実施数(執刀数)は「つ」でも数えます。例:「午後は手術が3つ予定されている」
手術をした箇所は「箇所」で数えます。例:「腹部3箇所を手術」

意味

①手さきのわざ。手技。手芸。
*写真鏡図説〔1867〜68〕〈柳河春三訳〉初編「此手術、心を用ひて薬液の普く行渡る様にせざれば」
*米欧回覧実記〔1877〕〈久米邦武〉二・四〇「東洋の巧みなるは手術にあり、西洋の巧みなるは器械にあり」
*義血侠血〔1894〕〈泉鏡花〉七「空に文織る練磨の手術(シュジュツ)、今じゃ今じゃと」
 
②(─する)治療の目的で人体にメスなどを用いて、患部を切断、切開して処置すること。オペ。
*医語類聚〔1872〕〈奥山虎章〉「Operation 手術」
*外科室〔1895〕〈泉鏡花〉上「三秒にして渠が手術(シュジュツ)は、ハヤ其佳境に進みつつ」
*黴〔1911〕〈徳田秋声〉二二「如何せ其儘にしておいて不可いものなら、思断って手術した方が可い」
 
③(─する) ((2)を比喩的に用いて)物事の状態、性質などを、大幅に改めること。
*帰郷〔1948〕〈大仏次郎〉霧夜「暫くは、うんと無慈悲に日本人の出来の悪さを、つつき出さなけれアいかん。こいつも手術さ」
 
④手段。方法。また、策略、作戦。
*評判記・赤烏帽子〔1663〕中川金之丞「施主により、或は誓紙或は誓言の手術うたれ候へども」
*夢醒真論〔1869〕〈貞方良助〉付録「先相手の気質好悪に付込、阿順面して交りを結、竊かに手術を廻らす也」
*小学読本(大日本小学教科書総覧所収)〔1873〕〈田中義廉〉二・六「深き海底に沈みければ、如何にともなすべき手術なく」
*近世紀聞〔1875〜81〕〈条野有人〉初・一「其船中には多く積置難く途中にて所用に引足不申候得共夫を次足候手術(シュジュツ)なし」

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