そしょう【訴訟】

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数え方(読み方)・単位

一件(いっけん)

意味

①うったえること。公の場に訴え出て裁決を願うこと。うったえ。公事(くじ)。
*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「後日の訴訟を存知して、木刀を帯しける用意のほどこそ神妙なれ」
*文机談〔1283頃〕五「申上る所のそせう、かなひがたき事なりければ」
*浮世草子・本朝桜陰比事〔1689〕一・三「段段書付をもって御訴詔(ソシャウ)申上、相手の百性めし出され既に裁許におよべり」
 
②要求、不平、願いなどを人に伝えること。嘆願すること。うったえ。
*米沢本沙石集〔1283〕七・四「訴訟可〓申事候て、一門列参仕れり」
*謡曲・舟弁慶〔1516頃〕「それは近頃忝ない、武蔵殿のさやうに思しめせばそれがしの訴訟はかなうたものぢゃ」
*滑稽本・東海道中膝栗毛‐発端〔1814〕「また折を見て訴訟(ソシャウ)のしかたもあろう」
 
③詫びて、とりなすこと。
*咄本・楽牽頭〔1772〕三人兄弟「もふ親父どのに知れても、そせうはせぬ」
 
④裁判によって法律関係を確定し対立する当事者間の紛争を解決したり、刑罰権を実現したりするため、事実の認定ならびに法律的判断を裁判所に対して求める手続き。民事訴訟、刑事訴訟などに分けられる。
*哲学字彙〔1881〕「Action 行為 作用(心) 訴訟(法)」
*牛山ホテル〔1929〕〈岸田国士〉二「離婚の訴訟は向うから起した」

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