そういれば【総入れ歯】

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数え方(読み方)・単位

一枚(いちまい)、一台(いちだい)

解説

上下2枚で「ひと組」と数えることもあります。

歯は生えてくるもの、骨に類するものなどの理由から、原則として「本」で数えます。前歯は平面的なので「枚」でも数えます。入れ歯は「枚」「本」、総入れ歯は上下2枚で「ひと組」といいます。(専門的に)義歯の数は「床 (しょう) 」で数えます。「歯 (し) 」は(専門的に)欠損した歯の数を数える語です。「2歯欠損」
⇒歯 (は)

意味

大部分の歯が悪くなった場合、歯の全部を人工の歯にした状態。また、その入れ歯。上下それぞれ一続きで人工歯と義歯床とから成り、取りはずしがきく。上または下だけの場合もいう。
 
*随筆・中陵漫録〔1826〕六「入歯。歯も更になきを、総入歯とて黄楊にて作るべし」
*雑俳・柳多留‐一五九〔1838〜40〕「隠居した足駄若やぐ惣入歯」
*西洋道中膝栗毛〔1870〜76〕〈仮名垣魯文〉六・下「下谷の石井大の進サアいって惣(ソウ)いれ歯(バ)を生歯(しゃうは)ですべいと思って」
*二人女房〔1891〜92〕〈尾崎紅葉〉中・六「総入歯(ソウイレバ)だと想ったら入歯は唯四枚だといふ」

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