そや【征矢】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一筋 (ひとすじ) など

解説

戦闘に使う矢のことで、「本」「筋」などで数えます。
⇒矢(や)

意味

戦陣に用いる矢。篦(の)は節陰(ふしかげ)を塗り、筈(はず)は筈(よはず)、鏃(やじり)には剣尻(けんじり)・柳葉(やないば)・鳥舌(とりのした)・丸根(まるね)などを用いる。羽は三立(みたて)・鷲の羽を本とする。箙(えびら)、または空穂(うつぼ)に差す。箙に差したのを負征矢(おいそや)といい、空穂に差したのを空穂実(うつぼみ)という。
 
*名語記〔1275〕四「胡〓のそや如何。答 そやは征〓とも利矢ともかけり」
*太平記〔14C後〕一二・公家一統政道事「宮は赤地の錦の鎧直垂に〈略〉白篦(しらの)に、節陰(ふしかげ)ばかり少し塗て、鵠の羽を以て矧たる征矢(ソヤ)の三十六指たるを、筈高に負成」
*長短抄〔1390頃〕「をなじ矢なれども、犬追物、笠懸の時は引目を取出し、戦場にてはそやこそ入べけれ」

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