スープ【soup】

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数え方(読み方)・単位

一鍋 (ひとなべ) 、一杯 (いっぱい) 、一椀 (ひとわん) 、一皿(ひとさら)、一品 (ひとしな) 、一品 (いっぴん)

解説

椀によそった場合は「杯」、容器の形に応じて「椀」「皿」などで数えます。コース料理の中の品数として扱う場合は「品」でも数えます。

意味

西洋料理で食事のはじめに出す汁もの。肉、野菜、魚介などを煮出して取っただしをベースとする。コンソメ、ブイヨン、ポタージュなど。ソップ。
  
*安愚楽鍋〔1871〜72〕〈仮名垣魯文〉三・上「スップの吸下地で葱を細くそいで鞍下の極といふとこをそぼろに刻んでヨぱらぱらと入れて二人前持て来な」
*多情多恨〔1896〕〈尾崎紅葉〉後・二「五皿と云ふものを前に並べて、夢の如くスウプを吸って了ふと」
*其面影〔1906〕〈二葉亭四迷〉四九「軈てスープが来、葡萄酒が来て、二人は黙って食事に懸った」
*舶来語便覧〔1912〕〈棚橋一郎・鈴木誠一〉「スープ 肉汁又はソップsoup (英)肉類の滋養分を煎じ出したる液汁」
*楡の家〔1926〕〈堀辰雄〉一「スウプを啜らうとしかけたとき」

語源

①明治前期、「スープ」と「スップ」の両形が見られたが、明治二〇年過ぎから専ら「スープ」が用いられるようになる。
 
②英語「スープ」が入る以前から使われていた「ソップ」(オランダ語soep から)は大正時代までは使われていたが、昭和に入ると、ほとんど用いられなくなった。

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