スポンジ【sponge】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)、一枚(いちまい)

解説

食器洗い用スポンジは「個」で数えます。マットレスに入れる大型のものは「枚」で数えます。

意味

①モクヨクカイメンなど、骨片がなく、海綿質繊維が網目状構造をしている海綿類をさらして海綿質繊維だけにしたもの。吸水性が強く、入浴用などに利用される。また、これを模して、ゴムや合成樹脂で作ったものもいう。海綿。スポンス。

*米欧回覧実記〔1877〕〈久米邦武〉一・一二「紙幣を数閲するものは海棉(スポンヂ)を湿し、小盂(さら)におき指頭を時時湿して閲す」
*改正増補和英語林集成〔1886〕「Suponji スポンジ」
*福翁百話〔1897〕〈福沢諭吉〉七八「皮膚の全面は微細なる穴ばかりにて、眼にこそ見えざれども其趣は布の如く海綿(スポンジ)の如く又笊(ざる)の如くにして」
*伸子〔1924〜26〕〈宮本百合子〉四・三「眠り足りたスポンヂのやうな頭脳で、貪り読み」
 
②「スポンジボール」の略。
*暢気眼鏡〔1933〕〈尾崎一雄〉六「球はスポンヂでなく、本ボールと云はれる固いものだった」

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