すみえ【墨絵/墨画】

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数え方(読み方)・単位

一幅 (いっぷく) 、▲一点(いってん)、一枚 (いちまい)

解説

「幅」は掛け物・軸物・絵画一般などを数える語です。作品としては「点」で数えます。

意味

①墨の濃淡だけで描いた絵。水墨画(すいぼくが)。
*明月記‐貞永二年〔1233〕三月二〇日「更級墨絵、隆経朝臣娘右京大夫尼書之」
*虎明本狂言・酢薑〔室町末〜近世初〕「『あれにある屏風はからゑではなひか』『誠にあれはすみ絵にかひたよ』」
*俳諧・猿蓑〔1691〕五「かきなぐる墨絵おかしく(あき)暮(くれ)て〈史邦〉 はきごころよきめりやすの足袋〈凡兆〉」
*虞美人草〔1907〕〈夏目漱石〉四「雲谷流の墨画(スミヱ)に老いて」
 
②墨で輪郭(りんかく)だけを描いた絵。白描画。
*西宮記〔969頃〕八・所々「画所〈在式乾門内東腋御書所南、有別当、〔五位蔵人〕預墨画及分内竪、有熟食本内匠寮雑工也〉」
*紫式部日記〔1010頃か〕寛弘五年九月一一日「よろづの物のくもりなく白き御前に、人のやうだい色あひなどさへけちえんにあらわれたるを見わたすに、よきすみゑに髪どもをおほしたるやうに見ゆ」

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