すねあて【脛当て/脛当/臑当/髄当】

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数え方(読み方)・単位

一足 (いっそく) 、一組 (ひとくみ) 、一枚 (いちまい)

解説

脛当て2枚で「ひと組」と数えます。

意味

①武装の小具足の一種。敵の攻撃に備えて脛を包みおおうもの。鉄板三枚を蝶番留(ちょうつがいどめ)とした筒脛当(つつすねあて)、この上に膝の覆いをつけた大立挙(おおたてあげ)、小鉄板による篠脛当(しのすねあて)、鎖だけを家地(いえじ)につけた鎖脛当、篠を鎖でつないで家地のない越中脛当などがあり、時代によって相違する。すねよろい。
 
*半井本保元物語〔1220頃か〕中・白河殿攻落す事「須藤九郎家季に、弓手の臑当の余を射られて、馬より落て、郎等に舁れてのきにけり」
*蒙古襲来絵詞〔1293頃〕「すねあてを外して結び合はせて兜にせし時」
*太平記〔14C後〕六・関東大勢上洛事「紫下濃(すそご)の鎧に白星の五枚甲に八龍を金にて打て著たるを猪頸に著成し、銀の磨著(みがきつけ)の脛当(スネアテ)に金作の太刀二振帯(はい)て」
*御伽草子・鴉鷺合戦物語〔室町中〕「鎧ふには次第ありと言ふ。一番手綱〈略〉十番すねあて」
 
②野球の捕手などが、脛を保護するために用いる道具。
*新語常識辞典〔1936〕「すねあて 脛当 野球用語。捕手が脛を防護するため当てる革制のもの」

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