ダリア【dahlia】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一株 (ひとかぶ) 、一輪 (いちりん)

解説

花は「本」「輪」で数えます。植物としては「本」「株」で数えます。球根は「個」「球」「本」などで数えます。
⇒はな(花)

意味

({ラテン}dahlia スウェーデンの植物学者Anders Dahl にちなむ)《ダーリア・ダリヤ》
 
キク科の多年草。メキシコ原産で、古くから観賞用に栽培されている。茎は直立して太く、高さ一・五〜二メートル。地下に紡錘形の塊根がたくさんある。葉は対生し羽状に一〜三回深裂、各裂片は卵形で縁はあらい鋸歯(きょし)状。夏から秋にかけ、梢頭および枝先に大形の頭花をつける。頭花はふつう中央部の管状花と周辺をとりまく舌状花からなるが、それらの形には様々な変化があり、また品種によっては管状花だけからなるものもある。花の色も赤・紫・白・黄などと変化が多い。てんじくぼたん。学名はDahlia pinnata 《季・夏》
 
*風俗画報‐三五〇号〔1906〕器財門「年代不詳、長崎に渡来せり、其花濃艷、重瓣、薬玉に似たり、蓋(けだ)しダリアの劣化せるものなり、混ず可からず」
*花物語〔1908〕〈寺田寅彦〉五「上田の家から貰って来たダーリアは」
*桐の花〔1913〕〈北原白秋〉薄明の時・路上「薄あかり紅きダリヤを襟にさし絹帽(しるくはっと)の老いかがみゆく」
*左千夫歌集〔1920〕〈伊藤左千夫〉明治四三年「世の中を憂けく寂しく病む人ら暫し茲に居れだありやの園」

語源

①日本に渡来したのは天保年間(一八三〇〜四四)だといわれ、「天保度後舶来草木銘書」に「ダリヤス、天竺牡丹、黄、〈略〉千重、一重、二〇余種」と記されている。
 
②本格的に流行したのは明治三五年(一九〇二)頃で、同四二年には品評会も始まり、ダリア熱が高まった。天長節(天皇誕生日)の花としてダリアを菊に代えたいという意見が出てくるほどであったという。

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