だい【題】

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数え方(読み方)・単位

一つ(ひとつ)、一題(いちだい)

解説

意味

①書物の名。書名。題名。標題。
 
②詩歌、文章また美術作品などで、その主意を初めに短く掲げたもの。
*伊勢物語〔10C前〕八二「交野(かたの)を狩りて、あまの川のほとりに至るを題にて、歌よみて」
*古今和歌集〔905〜914〕雑上・九三〇・詞書「御屏風の絵御覧じけるに、滝おちたりける所面白し。これを題にて歌よめと」
*源氏物語〔1001〜14頃〕蓬生「古歌とても、をかしきやうに選(え)り出で、題をも読人をも、あらはし心得たるこそ、見所もありけれ」
*色葉字類抄〔1177〜81〕「題 タイ 詩題」
*詩轍〔1786〕六・雑記「詩を作れば必題を命ず、題は額の事にて、人を見るに、先目に懸るは額也、額を見れば先其人知らるる也」
 
③試験などの問題。とい。問題。
*宇津保物語〔970〜999頃〕吹上下「季英試みのたい給はりて、ひとり船に乗せられて出でたり」
*源氏物語〔1001〜14頃〕乙女「式部の司のこころみの題をなずらへて御たい給ふ」
 
④解決を求められていることがら。課題。また、議論などの主眼点。議題。
 
⑤詩や文章を書き記すこと。

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