だいぶつ【大仏】

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数え方(読み方)・単位

一体 (いったい) 、一尊 (いっそん) 、一座 (いちざ)

解説

「座」は座像を数える語です。

意味

①一丈六尺(約四・八メートル)以上の大きな仏像。多くは坐像。奈良安居院(あんごいん)の釈迦如来(飛鳥大仏)・奈良東大寺の廬舎那仏(るしゃなぶつ)・鎌倉長谷高徳院の阿彌陀如来などが有名。また、現存しないが、豊臣秀吉が造った京都方広寺の廬舎那仏も史上名高い。おおぼとけ。
 
*観智院本三宝絵〔984〕下「大仏あらはれ給ふ日、堂塔出で来たりぬるに、此国もと金なくして塗りかざるにあたはず」
*古本説話集〔1130頃か〕六五「その夜、東大寺の大仏の御前に候て」
*平家物語〔13C前〕一二・泊瀬六代「年のうちに大仏まゐりとこそうけ給はり候しか」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Daibut (ダイブツ)。 ヲウキナ ホトケ〈訳〉大きな偶像、つまり、ホトケ」
 
②偉大な仏。巨大な仏。
*正法眼蔵〔1231〜53〕谿声山色「見仏にも、自仏佗仏をもみ、大仏小仏をみる。大仏にもおどろきおそれざれ、小仏にもあやしみわづらはざれ」
*破吉利支丹〔1662〕「でうすと申す大仏、天地の主にして、万、自由の一仏有り。是則天地万物の作者なり」

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