だいどころ【台所】

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数え方(読み方)・単位

一つ(ひとつ)、一室(いっしつ)、一間 (ひとま) など

解説

⇒キッチン

意味

台盤所の略。また、家の中の一部で、煮たきなど、食物の調理や配膳に使用する部屋。炊事場。勝手。くりや。厨房(ちゅうぼう)。庖厨(ほうちゅう)。

*徒然草〔1331頃〕二一五「台所の棚に、小土器にみその少しつきたるを見出て」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Daidocoro (ダイドコロ)〈訳〉世俗の人の炊事場」
*浮世草子・好色一代男〔1682〕二・六「いつとなくざん切になでつけ、衣は雑巾となり、台所(タイトコロ)には白鴈(はくがん)の胴がら、ふぐ汁(ふぐしる)の跡」
*随筆・北越雪譜〔1836〜42〕二・三「此の混堂(ゆや)に続きて厨処(ダイドコロ)あり」
*日本読本〔1887〕〈新保磐次〉三「台所に行きて一斗樽を見給へ」

語源

台盤所」は平安時代からあったが、「台所」と略して呼ぶようになるのは、中世以降かと思われる。当初、内裏や仙洞に加え、摂関家にあって女房などが詰めていて飲食する部屋だったのが、中世になると、武家の間にも広まり、広く料理する場所を指すようになって、一般化した。

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