だいがく【大学】

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数え方(読み方)・単位

一校(いっこう)、一大学(いちだいがく)

解説

「大学を5校受験」などのように用います。「六大学野球」のように「大学」も用います。

意味

①中国の周代以降、王者のたてた最高学府。修身、治人の道を教えたもの。官吏の養成機関でもあった。太学。

②(小学に対して)治者の学問。大人の学問。
*江戸繁昌記〔1832〜36〕五・千住「兄が大学を屈して、這の小祿に就かしむ」
 
③平安時代、大学別曹の中で最も盛んであった勧学院をさしていう俗称。
*宇津保物語〔970〜999頃〕祭の使「大学より三条の院近し」
 
④「だいがくりょう(大学寮)」の略。
*源氏物語〔1001〜14頃〕乙女「大かくの道にしはしならはさむのほい侍るにより」
 
⑤高等教育の中核をなす学校で、学術の研究および教育の最高機関。研究と教育に創意と自由が尊重され、管理運営に自治が認められている。現代の大学制度は西洋中世に起源が求められ、近代国家の発達とともに一九世紀以降今日のような形態となった。日本では欧米に範を求めて明治以降に設立された。明治一九年(一八八六)の帝国大学令、大正七年(一九一八)の大学令、昭和二二年(一九四七)の学校教育法によって規定され、今日に及んでいる。修業年限は四年を原則とし、学部のほか大学院を置くことができる。
 
*当世書生気質〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉四「十七歳の秋といふ頃、ある大学(ダイガク)の門に入りて」
*東京日日新聞‐明治二四年〔1891〕一〇月二五日「大木伯は現在帝国大学の外更に一個の大学を京都に新設せんとの意見を持し」
*三四郎〔1908〕〈夏目漱石〉四「三四郎さんも近々大学(ダイガク)を卒業なさる事だが」

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