数え方(読み方)・単位
一つ(ひとつ)、一題 (いちだい)
解説
⇒だい(題)
意味
題目の名。特に書物・詩文などの標題をいう。
*随筆・秉燭譚〔1729〕四「近ろ琉球の花木図譜をみるに、この花あり。〈略〉其題名に偕老根とあり」
*日本開化小史〔1877〜82〕〈田口卯吉〉四・八「自から厳格の体裁を用ふるまでに勇進し難きの事情やありけん、優雅なる題名を掲げて篇章を区分せり」
*花柳春話〔1878〜79〕〈織田純一郎訳〉五一「其妙句の感ずべき者多ければ、其題名(ダイメイ)を問ふて之を買ひ来れり」
*象のいないサーカス〔1968〕〈井上光晴〉「映画の題名も上映される場所も彼女は思いだせない」