ダイヤル【dial】

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数え方(読み方)・単位

一枚 (いちまい) 、一台(いちだい)、一個(いっこ)

解説

電話の回転式文字盤や羅針盤・時計などの指針盤は「枚」、ラジオなどの回転式目盛調整器は「台」「個」で数えます。電話をかける回数は「回」「度」で数えます。

意味

①時計・メーターなどの指針盤。
*西国立志編〔1870〜71〕〈中村正直訳〉五・二四「日〓(ダイアル〈注〉トケイ)の上に題する語に、時辰は滅亡す、而して人に托してその債を負しむ」
*春と修羅〔1924〕〈宮沢賢治〉オホーツク挽歌「十一時十五分その蒼じろく光る盤面(ダイアル)」
*鉛の卵〔1957〕〈安部公房〉一「ダイヤルの指示をみて、ただちに現場にかけつけた」
 
②(─する)電話で、相手側を呼び出すために番号に応じて回転させる円盤。また、相手方の電話番号をその円盤を回して(プッシュホンの場合はボタンを押して)入力すること。
*集金旅行〔1935〕〈井伏鱒二〉「右手で電話のダイアルをまはす真似をした」
*愛の証言〔1955〕〈椎名麟三〉六・五「電話番号を少女から聞くと、そっと電話のダイヤルをまわした」
 
③ラジオの受信周波数表示盤。また、それを動かす周波数選択用の回転式つまみ。
*青鬼の褌を洗ふ女〔1947〕〈坂口安吾〉「ラヂオの前へやってきて、ダイヤルの光をたよりに又酒もりをはじめた」
*列の中の顔〔1951〕〈尾崎一雄〉四「東京を示すダイヤルの近くで、いきなり日本語が飛び出しました」
*蘭を焼く〔1969〕〈瀬戸内晴美〉「ポータブルラジオのダイヤルをしきりに廻しながら深夜放送の音楽を探しあてようとしていた」
 
④テレビのチャンネルを選択するための回転式つまみ。
*小人閑居〔1953〕〈檀一雄〉「テレビ守りの池田さんはちょっとばかりワザとダイヤルに手をかけて」
*変痴気論〔1971〕〈山本夏彦〉レパートリー「テレビなら向うからおしかけてくる。ダイヤルを回せば、ニュースもドラマも出てくる」

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